KAORI TATEBAYASHI
舘林香織さんはイギリスに渡り、バーナード・リーチの影響が強く陶芸の文化が根づいた国イギリスで作陶に励み、彼女の作品は輝きを増しています。かのエマニュエル・クーパー氏が編集を務めるceramic reviewmagazineという雑誌があります。この雑誌は過去にはルーシーリーをはじめ活躍し注目されている陶芸家に焦点をあてた雑誌でも大きく取り上げられています。陶芸家としてのルーツは故郷有田で実家は焼き物の商売、母は上絵師という環境や、約18年の京都生活そしてロンドンのRoyal CollegeOf Artへの留学時代において多くの刺激を得た事も影響されていることでしょう。作品は手で作り上げられる彫刻のシリーズと轆轤を使用せず伝統的な型作りから発展させた独自の手法を用いて作陶されたデイリーユースの食器シリーズの2種類があります。粉引きはどこか白とグレーが混ざり合った色で、粉引きの概念のないイギリスではグレーに例えられることが多いようです。そして舘林さんの作品には使う人の日常が少しでも特別なものになるようにという思いが込められています。ロンドンでは、生前ルーシー・リーと交流があったモーリーンさんの営む『egg』、ロンドナー憧れのハムステッドの『LIving Stone Studio』そしてイギリス陶芸の殿堂である『contemporary ceramics』や、バーナード・リーチがかつて濱田庄司と築いたセントアイブスの『リーチポタリー』といった名だたるギャラリーでの取り扱いがあります。
※国内では現在PATINAのみでの展開となっております。
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