derek wilsonは、北アイルランドのBelfastという場所にスタジオを構えています。Belfastという街は、18世紀〜19世紀の産業革命時代に発展した都市で、ヴィクトリア朝時代の建物が多く残っていて素敵な場所。あの豪華客船タイタニック号はBelfastで建造されたようです。derek wilsonは、アイルランドでも今後が期待されている若手の陶芸家の１人です。作品の背景には、イギリスの陶芸の文脈やヨーロッパやアジアの陶磁器の歴史的な影響がインスピレーションとして制作に反映されています。日常使いをベースとした機能的なデイリーユースラインと、コンセプチャルである彫刻的objectsシリーズ、彼の作品は本質的に日常生活の中で使用されるために制作されています。デイリーラインの器たちを一見すると、ミニマムなプロダクトにも見えますが轆轤から形状を作る出すフォルムには、彼の技術と美意識が詰まっています。ひねりを加えたカップや、独特な美しい釉薬、裏面は１つ１つ丁寧に削り取られた彫刻的なフォルム、そして計算された手馴染みと程よい使い心地は、一見わかりにくいですが、体感すると離せなくなる作品のひとつです。 Derek Wilson Ceramics 商品一覧へ Derek Wilson Ceramics Items